雲雀とイリス
グイン・サーガ 146
雲雀とイリス
五代ゆう
グインはナリスと対峙します。
沿海州会議が行われ、
ひさしぶりにヴァルーサが出てきます。
|
グイン・サーガ 146
雲雀とイリス
五代ゆう
グインはナリスと対峙します。
沿海州会議が行われ、
ひさしぶりにヴァルーサが出てきます。
|
仮面の道
クロード・レヴィ=ストロース
山口昌男/渡辺守章
一部は多くの仮面の画と共に
各部族の伝え/行動を解説します。
二部は神話をメインに
部族間で互いの価値の変遷の構造を
あきらかにしていきます。
富の正当化、権力の独占化
そのための出自の格付けを
神話 祭事が担っている様相が見えてきます。
そこに契機となる道具 仮面 衣装が
異界を繋げる方法 力となります。
マネの絵画
ミシェル フーコー
フーコーが講演したマネの絵画への考察と
それに対する識者の意見が収められています。
著名な方の思惑を再構築するため、
本人が公開の意思を持たなかった
没作品 素案 日記 手紙などを掘り起こしていきます。
故人の指示に従いもしくは恥部と感じ、
遺族が処分してしまうこともあります。
勝手な我儘ですが、彼・彼女を知る人は
幻滅することもありますが、全て知りたいと要求します。
現在の枠組みに即して、新たに対話する者が再作成されます。
フーコーは、視点を基軸にマネの絵画を捉えていきます。
フーコーへの批評は、フーコーがこの講演後の記述等を含み
行間を埋めていっています。
|
書き換えられた聖書
バート・D・アーマン/松田和也
興味深く読めました。
伝えられていく聖書が、その過程で
間違い 解釈 意図 翻訳が入ることにより
置き換えられてる様子を示します。
この本に関しても過去の聖書の言語を
こちらが確認も取れなく
書き換えられた可能性もあります。
ただ作者自身が最後に語る様に
読むことそのものが各自内部で書き換え
することで無数の理解が生じています。
|
日本語と西欧語 主語の由来を探る
金谷 武洋
とても興味深く読めました。
現代英語が主語を糧として
上からの視点としての言葉となり
強権を発する言語として君臨している状態に対し、
水平 下からの視点で
現時性 対人性の観点より
基本主語を必要としない言語の日本語を比較していきます。
個人的には共感するセオリーに感じます。
|
まことの華姫
畠中恵
面白かったです。
腹話術師の月草 人形のまことの華姫
両国の仕切りの娘のお夏
2人?3人?が周りで持ち上がる事柄に
筋道をつけていきます。
納得する落ちどころに持っていくことにより
人は自分自身を安心させられます。
だからこそ 紡ぎだす言葉を待っています。
待つ人には華姫は生きています。
人形でなくてもキャラを持ったものに
命を投影します。
序と終でお夏の独白が印象に残ります。
|
グインサーガ145
水晶宮の影
五代 ゆう
スカールはヴァラキアに
グインはパロに
様様な会合があります。
|
クマのプーさん展図録
世界のプーさんなど全て再現していませんが
展示画を楽しめます。
文字構成を見せる箇所もあります。
古代の鉄と神々
真弓常忠
古代ー弥生から大和にかけて
神々の伝承 政治の行いに
製鉄が重要な役割を果たし痕跡を残しているかを
検証していきます。
稲作への鉄器具の大きな関わり、
旧世代の製鉄方法を駆逐していく
大陸の新たな技術
とても興味深く読めます。
銅鐸が鉄を求めるための祭事として埋められたとあるのは
若干納得しにくい面もあります。
埋める行為は呪術の方向な気がします。