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PLUTO 8
浦沢 直樹
PLUTOの最終巻です。
ゲジヒトの視点から始まった物語、
そしてその記憶を受け継いだアトム
憎しみの記憶を継いだプルート ゴジ
地球の滅亡を防ぐための闘いが行われます。
面白かったです。
各ロボット達の思い出ゲジヒトの奥さんとアトムの会話
ロビタを離さないとゲジヒト夫妻ちょっとだけ うるっときます。
物語 シーンの配置が上手いです。
手塚治虫へのオマージュが伝わります。
エンターテメントとして良いです。
母でないもの 父達が生み出した子供達
心 感情 記憶とは人の鏡として
人型に造られるロボット憎しみ 罪 赦し
世界は滅びをのぞんでいるのか
各人の展開を見つめることができます。
ラストは。アトムは何を頼んだのか。
最後の矛先との関係は。
彼の意思によるものなのか。
アトムの言葉によるものなのか。
キリストの身体
血と肉と愛の傷
岡田温司
キリストを人々がどう捉え
その肉体をどう見てきたか
それを言葉 絵画 彫刻等に刻んできたのか
とても面白く読めてきます。
刻むというとこでは
写しとられる聖骸布についても
そこにどのような感情を投射してきているか
歴史の流れとともに焦点を色々変え
解説してくれています。
図版が小さく白黒がほとんどなのは残念ですが
興味深く見ることができます。
父として子として花嫁として
様々な顔を掴み自己へ合わせていきます。
それにしてもイエス様は不思議です。
人類最大の汎用されるキャラとして際立っています。
仏教のお釈迦様などは遠くへいく感がしますが、
イエス様は まだ再生され
苛められ共感されている気がします。
また利用されている感覚があります。
キリスト教の兄弟関係にあるイスラム教などは
そこをあえて排除していってるようで、
ヒンズー教などが個の集中度が低い感じもあります。