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2006年6月25日 (日)

うぬぼれる脳―「鏡のなかの顔」と自己意識

うぬぼれる脳―「鏡のなかの顔」と自己意識
ジュリアン・ポール キーナン
(著:基本的にこの方の本です)
ディーン フォーク (著)
ジュニア,ゴードン ギャラップ (著)
山下 篤子 (翻訳)
NHKブックス

今の自分自身を認識できる・・セルフ・アウェアネス(自己覚知)
脳研究を通し、それが脳のどの場所にかかわっているのか
発生はいつなのか、人以外はどうなのか、意識とはどう関わってくるのか
作者の実験・過去の実験等を紹介し明かにしていっています。

セルフ・アウェアネスは脳の右脳が重要な役割をもっいる。
人以外、とりあえずチンパンジーはセルフ・アウェアネスの能力をもっている。
セルフ・アウェアネスが意識・心の働きに密接な関連をもっており、
共感(自己が判るから、他者が判る)、欺瞞(自己が判るから、自己・他者を偽れる)
などの能力を得ている。

脳の理解が今どのように進んでいるかが読め、面白い本でした。
意識や心は客観化して取り扱うことが難しく、
また、品物を扱うように沢山のサンプルで条件を変えることができないため、
なかなか進みがゆっくりしていて、まだまだ始まりという感じです。
でも、意識等の発生・成長の詳細な成立ち・構造が判っていくき、
遺伝子等の仕組みも明確にしていき、人が判ると素晴らしいと思います。
ただそのことは諸刃の剣になるかもしれませんが、
個人的には大丈夫だと信じています。

目次
序章 意識とはなにか
第1章 鏡のなかの顔―意識をいかに測定するか
第2章 己を知るチンパンジー―鏡のテストと類人猿
第3章 自己が芽生えるとき―セルフ・アウェアネスの発達
第4章 あなたが知っていることを私は知っている―心の理論
第5章 右脳は劣位か―脳の構造と機能
第6章 脳はどこで自分を見るのか
第7章 自己を失った脳
第8章 私とあなたが出会うところ
第9章 セルフ・アウェアネスはなぜ存在するのか?―新しい脳のモデルを描く

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