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2006年6月 5日 (月)

妖怪文化入門

妖怪文化入門
小松 和彦(著)
せりか書房

小松先生の最近出版された本です。
先生の本は、好きでよく読んでいます。
本書はあとがきでも書かれているように、
妖怪文化論の入門ではなく、妖怪文化の入門です。

Ⅰの妖怪文化とは何かは、
妖怪の定義から始まり時代に応じ、
どのような対応を表わしてきたかを紹介しています。

Ⅱの現代の妖怪文化は、水木しげるさん、宮崎駿さん、
京極夏彦さんについて書かれています。
ちょっおまけみたいな章ですが、
それぞれ好きな人なので面白いです。

Ⅲの妖怪文化研究の足跡では、
読んだ本もかなりでてきてますが、
各項目についての現在の研究の流れが簡単に示されています。

人が構造上、内部にも外部にも線を引き、
そこを憧れたり嫌悪したりして、
場合によっては行き来するものなので、
怪異は無くならないように思います。
だから手を変え姿を変え、妖怪は現れると。
面白い本でした。
妖怪に興味のある方は、読んでみてください。

以下目次です
Ⅰ 妖怪文化とは何か 
  妖怪文化入門
  「妖怪」は文化と時代を超えられるか
  現代の異界と妖怪退治―民俗学の立場から
  宮田登の妖怪論―『都市空間の怪異』を中心に

Ⅱ 現代の妖怪文化
  水木しげると現代の妖怪文化
  水木しげるの妖怪画をめぐって
  時間・記憶・忘却―『千と千尋の神隠し』をめぐる断想
  「憑物落とし」とは何か?―京極堂シリーズのための若干のコメント
  京極堂は現代のゴーストバスターか―京極夏彦『塗仏の宴』をめぐって

Ⅲ 妖怪文化研究の足跡
  プロローグ
  憑きもの
  妖怪
  河童
  鬼
  天狗と山姥
  幽霊
  異人・生贄
  境界
  参考文献
  あとがき

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