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2006年5月28日 (日)

聖なる陰謀

聖なる陰謀
アセファル資料集
ちくま学芸文庫
ジョルジュ バタイユ (著)
マリナ ガレッティ (編集)
吉田 裕, 神田 浩一, 細貝 健司, 江澤 健一郎, 古永 真一 (翻訳)

本書は1936~1939年の間のバタイユと彼の同士との書簡と
各種文書で構成されています。
それもバタイユが中心として創り上げた秘密結社「アセファル(無頭人)」を
知るうえでの重要な資料です。
として1960年のバタイユの書簡・ヴァルドベルグによる文書が付いています。
そして注釈が資料と同程度の量で記されています。

彼が結成したアセファルと言う名の結社の行動・思想・宗教の姿を垣間見れ、
萌芽し崩壊していく組織の様子が伝わってきます。
補遺のバタイユの書簡は、死を近くに迎え、いまだ聖なるものを求める
彼の想いが見えます。

アセファル
ナチズム・社会主義国家での台頭で人の在り方・生き方が問われ、
キリスト教の贖罪としての在り方を否定し、
聖なるものを求め新しい宗教へむけて結成されます。
向かい合う死、生存、エロス、大地ニーチェの教義を取り込み、
人の顕れ方を変えようとします。
それは今の人の種として超えることが不可能であるため、
共有しえない秘密であるようにも思えます。
現実との亀裂 戦争 意識の齟齬 共同体は分裂します。

エロティシズムなどを読んでいて興味があったのでこの本を読みました。
本の表紙のアセファル象も興味を引く要素がありました。
読解にも誤りがあるかも知れませんが、
時間はかかりますが面白く読めました。
解説を読んでからのほうが内容はわかりやすいように思えます。

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